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◆中高備品ギタープロジェクト・・・・・・・・・・・・・・・・

中高備品ギタープロジェクト

2022年より中部日本ギター協会「教育部会」ではギター普及活動の為、愛知県内の中学高校で長く使用されずに眠っている備品ギターを活用し、プロギタリストによる演奏や講座、メンテナンスを無償でご提案する活動を行なっております。活動は中部日本ギター協会の取り組みに賛同いただいた音楽業界人で組織された友好団体「Japan Guitar Association」(JGA)の協力を得て活動しております。
この活動を幅広くご周知いただく為、学校関係者または心当たりのある方にはこのプロジェクトの事をお知らせいただければ幸いに存じます。

【目的】
プロジェクトの目的は、中部圏の中心でもある当協会として未来を見据えたギターの普及を考えた時に、やはり若い方にクラシックギターの魅了をもっと知っていただきたいと思っています。
学校でギターに触れ楽しさを知っていただき近い将来、学校でギターに触れる事が日常になればこんな嬉しい事はありません。
ギターと言う楽器を身近に感じ、演奏する喜びをひとりでも多くの方に知っていただくことが私たちの目的です。従って、下記提案内容は全て無償(ボランティア)で行います。

【ご提案内容】
1.御校で保管されている備品ギターを生徒の皆さんに使用していただき、楽器の構え方や音の出し方等のギター講座を御校に出向き行います。

2.プロギタリストによるミニコンサートを開催します。

3.音楽の先生方に向けたギター指導法講座を行います。必要に応じて協会員が主催するギター教室へ招待し無償でレッスンを受けていただくことも可能です。

4.備品ギターの弦交換等のメンテナンスのお手伝いを行います。

【派遣講師】
中部日本ギター協会の会長、副会長をはじめ、その他協会員が指導と演奏を行います。

【費 用】
無償 このプロジェクトは中部日本ギター協会とJ.G.Aの2つの団体がギター普及活動の為の予 算から賄っておりますので講習会、コンサート等全て無償です。※弦の交換につきましては別途弦の代金が発生します。


 
 ギター活用プロジェクト実施事例紹介
 
 
 
 2022年


事例1
日時:2022年10月 
場所:東海中学校・高校(名古屋市)
内容:メンテナンスや取り扱い方法を指導(担当:生田直基)

音楽室にあるギター30本をチェック。25本ほどはそのままでも使える状態だが、ボディに埃や曇りが見えた。ポリッシュやクロスの使い方、調弦方法、日々の手入れの方法などを担当教諭の方に指導。簡単なクリーニングでも見違えるように美しくなった。残る5本ほどはペグが破損して回らないもの、弦が古すぎて使用には困難を伴うものも多かったので早急に交換等を勧めた。所要時間は4時間程度であった。


事例2

日時:2022年12月 
場所:豊田東高校(豊田市)
内容:メンテナンスや取り扱い方法の指導とギターについての講座(担当:生田直基)

音楽室にあるギターをチェック。ペグなどの状態は良好だが曇りや手垢が多いギターが目立つ。日々の手入れの方法などを担当教諭の方に指導。高校になるとギターを扱える生徒もいるため、生徒にも協力してもらうことで教諭の方の負担を減らせる可能性も各学校で検討すべきかもしれない。

授業では音楽選択の生徒に2時間の講座をした。前半はクラシックギターの魅力と音楽について知ってもらうためダウランド、バッハ、ソル、タレガ、ヴィラロボスなどを演奏しながら曲の背景、奏法などを解説していく。その後休憩を挟んで実際にギターを体験してもらう機会を設けた。簡単な音を使い、全員で合奏したりして学生はとても楽しんでいた。なお、音楽のカリキュラムでもギターがあり、学生の多くは少なくとも1回はギターに触れたことがあったため「セーハの楽なやり方を教えてほしい、左手の押さえ方を教えてほしい、ストロークのやり方を教えてほしい。」など具体的な質問もあった。また奏法紹介ではタンボーラやラスゲアード、高速トリルなど比較的聴いて面白い奏法が学生たちの気を惹いていたようだ。このように短時間の講座ではアポヤンドやアルアイレから順に説明するよりも少し工夫して最初に興味を持ってもらうのも大切かもしれない。




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